1月 マッサージと鍼灸の効果

鍼灸マッサージ治療の効果
1月8日より
一都三県に緊急事態宣言が再び発出され、
日々新型コロナ感染者の人数が驚くほど増えている中、私達施術家には何が行えるか。
不必要な接触を減らし、施術の際の感染予防の徹底し、患者様や周りの人に感染させない事はもちろんの事、鍼灸マッサージによる治療で免疫力向上を図る事も大事だと考えます。
マッサージは整骨院やリラクゼーションで受けた事はあるけど鍼灸治療は無いなぁ…という方も多いかもしれません。
今日はそんなマッサージや鍼灸が実際どんな効果を持っているのかをご紹介。
マッサージ
マッサージはただ気持ち良くなるというだけではありません。ちゃんとした医療的な効果を持っているものです。
マッサージと一口に言っても方法は様々あり、
大まかに分けるなら按摩、マッサージ、指圧の3つに手技が分かれます。それぞれで効果や目的も微妙に異なります。
○按摩・・・中国から伝わったおさえたりなでたりする手技。
効果はコリを取り、筋肉組織の血液循環を良くし、新陳代謝を促進
○マッサージ・・・ヨーロッパ発祥の手足末端から心臓のある中心に向かって皮膚を刺激していく手技効果は血液やリンパ液を心臓に戻す量を増やし、むくみに対して効果がある
○指圧・・・手のひらや拇指(親指)で体のツボを刺激して体の変調を整える手技
効果は皮膚の働きの活性化や筋肉を和らげたり骨格の矯正や内分泌を調整し、内臓の働きを助ける。
〜筑波技術大学の研究によるパーキンソン病に対するマッサージの有用性〜
重度のパーキンソン病患者の肩関節の筋肉低下や関節が硬くなる症状に対してマッサージを行ったところ、筋肉が硬くなる症状を改善し、関節の動きを広げ、動作がゆっくりになってしまう状態も緩和する事が出来た。「こり・はり感・動かしにくさ」の自覚症状の改善、歩行速度向上や歩幅の拡大にも有意な改善がみられた。
難病指定されているパーキンソン病も薬で症状を遅らせる事が出来ているようですが、症状に苦しむ人達はとても多いです。訪問マッサージを利用して先程述べた症状の改善をぜひ体験して頂きたいと思います。
鍼治療
〜厚生労働省の「総合医療」に係る情報発信等推進事業より抜粋〜
「鍼治療は腰痛、首痛、変形性関節症/膝痛など、慢性化することの多い疼痛の緩和に効果があると示唆されています。また緊張型頭痛の頻度を減少し、片頭痛を予防する効果がある場合があります。従って鍼治療は、慢性痛のある人にとって考えられる妥当な選択肢となるでしょう。」
…とあるように、国からも慢性的な疾患にも効果があると認められています。
鍼灸治療は東大の大学附属病院のリハビリ科でも取り入れられており、首や肩、腰の運動器疾患、関節リウマチや膠原病といった難治性疾患、その他神経疾患や糖尿病、循環器疾患など病気でも西洋医学治療(服薬等)に鍼灸治療を併用することで鎮痛や機能障害の軽減、痛みやだるさ等の改善といった効果をあげているようです。
〜NHK総合「東洋医学のホントの力」〜
この番組では東大病院の取組が紹介されました。
脊柱管狭窄症の手術後の痛みや痺れに対して、身体機能の変化を検証したところ、
手術後に鎮痛薬をした人、体操を行った人、
鍼治療をした人に分けると、
鍼治療をした人の方が神経の血流が良くなり、痛みや痺れの改善に繋がったとのデータが発表されました。
現代多く用いられる西洋医療に併用する事で患者様の痛みの緩和ん図る事でQOL(生活の質)の向上に多く貢献しています。
更に、鍼灸マッサージの治療を定期的受ける事で全身の血流も良くなり、免疫力も向上します。
コロナにかかる高齢者や基礎疾患を持つ方が重症化や亡くなってしまうのはこの免疫力が低下している為だそうです。
また外出を控え家にこもり過ぎる事も筋力低下や体力の低下を招き、最悪の場合は寝たきりになる可能性もあります。
当院では訪問マッサージに加えて機能訓練(リハビリ)
に精通したスタッフが在籍しておりますので体力、筋力低下が不安な方はぜひ気軽にご相談下さい。
外出するのが怖い今の時期こそ訪問で鍼灸マッサージを受けてコロナに負けない体を作りましょう!
先程紹介した「東洋医学のホントの力」
の第三弾が2/27水曜日の19時半から放送されます。ぜひご覧ください。
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